葬儀は自由に決めたい

葬儀は社会的なものでもあります。若い世代が急死したような場合は、従来型の葬儀をおこなうことも必要な面があるかも知れません。しかし、引退したあとなら、社会的な役割はもう気にせず、故人や遺族の意向に沿った葬儀にしても、差し障りはないでしょう。村落共同体が機能している地域なら、引退といったことは関係ないでしょうが、そうでない地域なら、引退を機に、自由な選択をすることが当たり前、というふうになるのが好ましいでしょう。インターネットが普及する前はあまりおこなわれていなかった家族葬も、若い世代が急死した場合より、引退後に亡くなった場合におこないやすい面がありそうです。家族葬は、今や32%を占めるようになった形態です。短期間にずいぶんシェアを伸ばしました。もともとおこないたいという希望を持っていた人が多かったとも考えられます。インターネットの普及で、家族葬をおこなうための情報が容易に入手できるようになって、急激に増えたのでしょう。